速読力向上に重要な5つの力~その5:思考能力~

この記事は1835文字です。
約2分で読めたら読書速度1200文字/分。

みなさんは速読を特別な能力だと思っていませんか?実は、速読はトレーニングで誰でも身につけられるんです!

文章を速く正確に読むためには、読解基礎力と言われる「全体把握力」「理解力」「思考能力」「検索力」「記憶力」の5つの力が重要となります。
この5つの力をバランスよく高めることで、読解のための基礎的な力を養います。 今回はその中でも、「思考能力」についてご紹介したいと思います。

思考能力とは何か

「思考能力」とは、場面の様子や人物像を思い描く力のことを言い、速読に関連する脳力の一つです。

2020年より実施されている新しい学習指導要領には、教育の基本役割として、「基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な力を育む」という旨の記載があります。

思考能力を養うには、語彙力・空間把握力や図形認識力などが必要となります。
日本速脳速読協会では、すばやく情報を認識し、判断する能力を鍛えることでイメージ力を高め、思考能力を養います。

思考能力を鍛えるためにはどうすればいいの?

思考能力を鍛えるために、具体的にどんなことをすればよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。
以下の例を参考に、日常生活の中でも意識して取り組んでみると良いですよ!

【本を読んで語彙力を高める】

語彙力を高めることで、表現の幅が広がり、より豊かに場面をイメージすることができるようになります。
読む本のジャンルが偏ると、使用する語彙も偏ってしまうので、さまざまなジャンルのものを選ぶと良いですよ。
例)笑う→微笑む、腹を抱える、苦笑する、破顔する…など

【自分の住んでいる町の地図を見る】

自分の住んでいる町の地図を見ながら、実際の町のようすや道順を思い浮かべてみましょう。
平面である地図と、立体である町のようすを頭の中で照らし合わせることで、イメージ力や空間把握力を養います。

ほかにも、日本速脳速読協会のトレーニングで思考能力に必要とされる語彙力、空間把握力、図形認識力を鍛えることができますよ。

思考能力を鍛える速読トレーニングを紹介

思考能力を鍛えるトレーニング目的

・イメージ力を高め、思考力を養成する
・言葉をすばやく判別する力を鍛え、速読力の基礎を養成する

思考能力を鍛えるトレーニング

ヒントをもとに、かくれている言葉をさがします。
全体を広く見ながら
選択肢の単語に含まれる文字をすばやく探します。
難易度が上がると文字数が増加します。

画面の上から降りてくるブロックの数をすばやく数え、
下にある数字から選びます。

はじめは難しいと感じることがあるかもしれませんが、何度も繰り返し練習することで、すばやく情報を認識し、判断する能力が養われます。
普段の学習の中で思考能力を発揮できるよう、ぜひ、早いうちから意識して取り組んでいきましょう。

日本速脳速読協会の速読解力講座では、
学習や受験に役立つ、速く正確に読み解く力を鍛えることができます。
5つの読解基礎力をバランスよく鍛えることで、
読み方のコツや、読み解く上で必要な能力を養います。

まとめ

思考能力を鍛えて、速く正確に読む力を向上させよう!

物事をイメージする力が必要な思考能力は、普段から意識をすることで鍛えることができる能力です。
トレーニングでコツを覚えて、日常の中でも意識するようにしてみましょう。

生活の中でも、さまざまな物事に対して、興味、関心、疑問を持つことで、イメージする力が養われます。

速読解力講座では、トレーニング回数を重ねることで少しずつレベルアップし、楽しみながら能力を伸ばすことができますよ。

思考能力を鍛えて、学習やビジネスを効率的に進めることはもちろん、さまざまな事柄を深堀しながら、人生の質も向上させましょう!

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