勉強だけじゃない!速読トレーニングでスポーツに有効な動体視力を鍛えよう!
公開日:2021.08.05
最終更新日:2024.07.09
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速読の成果を発揮できるのは、実は勉強面だけではないって知っていましたか?
「眼球運動や認識できる範囲を広げるトレーニングに加えて、目から多くの情報を取り入れて素早く大量の情報を処理することで脳の活性化を促す」という速読の成果をスポーツでのパフォーマンス向上に活かそうと、日々の練習のメニューに取り入れているチームがあります。
今回は野球とバスケットボールの練習に「ビジョントレーニング」を導入し成果を上げている2校を紹介します。
目次
優秀なスポーツ選手は優秀な「目」をもっている!?
どんなスポーツでも「目(見るチカラ)」は非常に重要です。動くものをはっきり見る「動体視力」、瞬間的にパッと見る「瞬間視」、広い範囲を見る「周辺視野」など、スポーツに必要な視機能を総称してスポーツビジョンと言います。
スポーツビジョン研究の第一人者 石垣尚男先生にお話を聞いてみた!
Q.スポーツビジョンを鍛える方法はありますか?
しかし、スポーツビジョンは人によって大きな差があり、トレーニングでアップします。効率的にスポーツビジョンをアップさせるのが「速読トレーニング」です。続けることで野球なら投手のボールがはっきり見え、サッカーなら空いたスペースがパッとわかるようになります。
石垣尚男先生
また、石垣先生の研究によると、5~91歳までの男女826名に動体視力の測定を行った結果、動体視力は小学校の頃に急速に発達することが報告されています。
そのため、スポーツビジョンをアップさせるためには小学生の早い時期から速読トレーニングを行うことがオススメです。
速読トレーニングを行っている野球未経験者が165キロの球を打つことができるのか!?
動画では野球未経験の速読講座受講生が軽々と165km/hの球をバットに当てています。この165km/hというのは、大谷翔平投手が2016年10月16日に、コルニエル投手が2021年6月20日に達成した日本プロ野球の最高球速なのです。(※2021年7月現在)
速読トレーニングで「見るチカラ」を鍛えてスポーツに活かす
全日本大学野球選手権大会にも出場! 国立大学硬式野球部
選手コメント
「周りの状況を見ながらプレーしないといけないので、視野の広さは重要です。イレギュラーバウンドへの対応や外野手からの送球を受ける際もビジョントレーニングの効果を実感します」
「バッティングの時、実際にボールを見ている時間は短いですが、その際にボールをゆっくりと感じるという感覚があります。また、ストライクボールの判断の部分で、ボールが良く見えるようになりました」
インターハイ2021に茨城県代表として出場!下妻第一高等学校バスケットボール部
顧問コメント
学年が上がるにつれて視野が広がっている気がします。奥行きしかり、左右しかり。
それに伴って、近年は合わせのプレーの質が向上しています。何かをしながら味方や相手の動きを見てパスを出す。味方や相手の動きを見て、チャンスのあるスペースに飛び込む。このようにプレーするうえで「見る」あるいは「見ることができる」ということがバスケットボールにおいては重要です。
速読トレーニングによってそのベースが作られているように感じています。
選手アンケート
トレーニングを行っている高3生18名(男8名・女10名)へアンケートを実施したところ、全員が「前よりボールが見えるようになった」「視野が広くなった」の項目で『とても変化があった/変化があった』と回答し、94%の生徒が「仲間の動きがわかるようになった」「距離感がわかるようになった」「判断力が上がった」「プレーの精度が上がった」「距離感が分かるようになった」の項目で『とても変化があった/変化があった』と回答しました。
約2年弱スポーツビジョントレーニングを行った
その他、プロの野球選手やサッカー選手の中にはビジョントレーニングを実践している人もいます。
※成果の表れ方には個人差があります。
ビジョントレーニングができる「TERRACE速読解力講座」をご紹介!
TERRACEは、20年以上にわたり培ったノウハウをもとに設計された速読トレーニングをベースに、「読解力」「思考力」「表現力」を、ひとつのアプリ内で総合的にトレーニングできる、ICT教材プラットフォームです。
速読の読み方を身につける過程で重要な眼の機能を鍛えるトレーニングが多数搭載されており、スポーツビジョン研究の第一人者である愛知工業大学名誉教授の石垣尚男氏が監修した「スポーツビジョン」コースも配信しています。
- 速読解力講座 学習や受験に役立つ!速く正確に読み解く力を鍛える。
まとめ
速読トレーニングでスポーツビジョンを鍛えよう!
- スポーツビジョンとは「動体視力」「瞬間視」「周辺視野」など、スポーツに必要な視機能を総称したもの
- 動体視力は小学校の頃に急速に発達するため、早い時期から速読トレーニングを始めることが大切
- スポーツで優秀な実績を上げている学校の中でも、速読トレーニングを取り入れている事例がある
監督コメント
目から情報を入れて、それを脳に伝達し、運動神経に発信され、体が動いていくというメカニズムは、どのスポーツにおいても違いはありません。「動体視力が上げれば、ボールのスピードについていける」「視野が広がれば走者や守備の動きが自然と目に入るようになる」と考え、眼の機能を鍛える効果が見込める速読トレーニングを取り入れています。