英語教科化で小学校の授業時間140単位数増!
公開日:2018.10.09
最終更新日:2021.09.21
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文部科学省は2017年2月14日、小・中学校の学習指導要領改定案を公表しました。
これにより、国語の授業が最多となり、語彙力を伸ばすための指導が勧められ、より多くの活字に触れることが重要となります。
小学校での授業時間140単位増加!
2020年からは外国語活動を小学3・4年生で年35単位導入、外国語を小学5・6年生から年70単位で教科化されます。
しかも、他の教科の時間数が削減されることなく、追加で授業時間が増えるため、学校側でも短縮授業を取り入れるなど、時間の確保が課題となっています。
小学校では国語の授業が最多!高校で新しい2つの必修化
小学校では、「言語を扱う国語教育と外国語教育の改善・充実、及びその連携を図り言語能力の育成を推進する」とされており、国語の単位が最多となります。
特に、学力差の大きな背景に語彙の量と質の違いがあるとされており、語彙力を伸ばすための指導が勧められ、より多くの活字に触れることが重要となります。
高等学校でも国語に「現代の国語」「言語文化」が新しく設定され、今までのように過去問などの対策ができないことから、初めて読む文章から問題を読み解く訓練が必要となります。
出典:文部科学省 中央教育審議会
まとめ
たくさんの情報を読み解き自ら将来を切り開く時代
学習指導要領では現行の「生きる力」の育成は変わらず、具体例に「主体的に学びに向かい、必要な情報を判断し、自ら知識を深めて個性や能力を伸ばす」とあります。
情報化やグローバル化・IT技術が進み、子どもたちが社会で活躍する時には今はない職業がたくさん増えていることが予測されます。定期テストや受験はもちろんですが、将来の様々な可能性のためにも、学習の基礎となる「読み解く力」を速読トレーニングできたえましょう。