【中学生編】新学習指導要領で教科書が変わる~英語の授業はオールイングリッシュ!?~
公開日:2020.07.22
最終更新日:2021.07.15
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新しい学習指導要領が中学校では2021年度から実施されます。
大きな影響だと、学習指導要領の改訂に沿って教科書の内容や量が変わっていきます。
今回は、中学校の教科書がどう変わるのかについて調べてみました。
学習指導要領の「3つの柱」
学校で学んだことが子どもたちの「生きる力」になるように
新しい学習指導要領では、「子どもたちが自分で未来を切りひらいていけるように、生きていくための資質・能力を育んでいく」ことを重視しています。
その「生きる力」を3つの柱として掲げています。
- 学びに向かう力・人間性の育成(学んだことを社会で活かす)
- 知識・技能の習得(社会で生きて働く)
- 思考力・判断力・表現力(未知のことにも対応できる)
文部科学省「平成29・30年改訂学習指導要領のくわしい内容」
この「3つの柱」に基づき、それぞれの教科の授業内容や教科書も新しい学習指導要領に沿った内容に再編成されました。
中学校の教科書は3年間で9教科平均1万ページ超え!平成以降最多
新しい学習指導要領に沿った教科書内容に
2021年度から実施される中学校の学習指導要領では、「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」の実現を目標に掲げています。
2020年3月に発表された教科書検定の結果では「討論して考えを発表する」という新しい授業に合わせた丁寧な記述をしている教科書が多く、それに伴いページ数の増加が目立ちました。
中学校3年間の教科ごとの平均ページ数は1万1280ページにも上り、「ゆとり教育」時代を言われた2004年度よりも4000ページ以上増加しています。
中学1年生
そのとおりです。
今、中学1年生の人は中学2年生から、中学2年生の人は中学3年生から、新しい学習指導要領に沿った教科書で学ぶことになります。
「3つの柱」に基づいた「課題に対する情報を集め、読み解き、解決へ導く」力を身につけるために、普段の生活から「なぜ」「どうして」と考える習慣を身につけておきたいですね。
特に英語の授業が大きく変わる!
授業がオールイングリッシュに
英語では、習得語い数が現状の1200語から1600~1800語まで増え、「聴く」「話す」を中心としたオールイングリッシュの授業、高校1年生で習っていた文法の一部が追加されたりと、一気に「難しくなった!」と感じてしまう人も多くなることでしょう。
また、高校入試も新しい学習指導要領に影響を受け始めていて、今後大きく試験内容が変化していく可能性もあります。
授業内容が変わるタイミングで、英語の勉強方法を「読む」「聴く」へシフトしていくことをおすすめします。
「読む」「聴く」といったインプットの力が身につくと、「書く」「話す」というアウトプットの力も身についていきますので、英語力をバランス良く底上げすることができますよ。
- 日本速脳速読協会「速読聴英語講座ページ」 これからの英語教育や、入試対策に対応するための「読む力」と「聴く力」を鍛えます。
- 速読情報館「英語の授業やテストが難しくなる?高校&大学入試分析と英語が得意になる2つの秘訣」 近年の英語学習や試験の傾向についての分析と、それらに対応できる2つの秘訣をまとめました。
まとめ
今こそ英語の勉強方法を見直そう!
英語の学習内容が大きく変わるこの機会に、自身の勉強方法を振り返ってみましょう。
今から備えることが、将来の大学入試対策にも繋がっていきますよ。