読書が好きになる!小学校低学年が速読トレーニングを受ける時に大切にしたい3つのポイント
公開日:2018.10.09
最終更新日:2024.09.17
この記事は2128文字です。
約2分で読めたら読書速度1200文字/分。
本を読むのが苦手、国語が苦手、算数の文章問題が苦手というお悩みをお持ちのお子様も多いはず。文章を読むことは、すべての教科に必要な能力で、大人になってからも必要な力です。
速読は特別な能力だと思っている方がほとんどですが、読むスピードを2倍・3倍にすることはトレーニングで誰でもできるようになります。大人になってからでももちろん伸びますが、読書が嫌いになる前に、本を読むことに慣れ、その楽しさを知ることで知識や表現力が大幅に広がります。
そこで、長年「日本速読解力協会」が開催する「速読解力検定」や「速読甲子園」などのコンテンツアドバイザーとして活躍し、講座の指導にもあたってきた日本速読解力協会 広島事務局 横山 静先生に“小学校低学年が速読トレーニングを受ける時に大切にした3つのポイント”をお伺いしました。※速読甲子園は2019年を持って終了しました
横山 静先生
私自身が元受講生だったこともあり、生徒が速読習得を目指す時の興味や希望、練習での悩みなどを聞いて共感できることも多いと感じています。
今回は小学校低学年が速読をする際に大切にしてほしい3つのポイントを紹介します。
目次
ポイント1:文字がスラスラ読めたらスタートしましょう!
楽しく本(文字)を読むことが大切
速読トレーニングは文字通り“速さ”に着目しますが、低学年で、まだ文字を一度にスラスラと読めない人がトレーニングを始めてしまうと、せっかく楽しく脳力アップできる『速読』トレーニングが、スムーズに受けられないので楽しくなくなってしまいます。
速読トレーニングで読む練習ができるかどうかは『読書速度ハカルくん』で「小学一年生」を選択し、問題を自分で読み、正しく解答できるかどうかで判断しましょう。
この問題を読んで解くことが全くできない場合には、速読の練習を開始する時期としてはまだ少し早いかもしれません。
ポイント2:「音読」と「速読」はバランスが大切です!
焦らず、自分に合った読むペースから始めよう
読む速さを高めても、浅い理解度のままでミスが多くなってしまっては、当然、“速く正確に読み解くチカラ”を正しく身につけることはできません。学校では、言葉の力・読む力をつけるために「音読」の練習をしますが、実はとても大切なのです。この「音読」と「速読」、決して相反するものではなく、むしろ音読がしっかりできるかどうかで速読トレーニングの効果も変わってくることさえあります。
特に低学年では、速く読むことだけではなく「音読」の読み方やペースで上手に読めることがとても大切です。「音読」と「速読」、両方ともしっかり練習することで読む力を高めましょう!
ポイント3:低学年にはズバリ脳力トレーニングがオススメ!
速読のためには脳力トレーニングも必要
低学年の速読トレーニングは「脳力トレーニング」が中心となります。これはルールさえ分かればどの学年からでもチャレンジできるので、急ぎすぎの心配もありません。がんばって練習を積み重ねていけば、脳のチカラが高まります。
日本速読解力協会の速読トレーニングシステム「速読解力講座」には、速読解に必要な脳力を鍛えるための、たくさんの脳トレが収録されています。
さらに「速読能力チェック」の中の「おなじもの(言葉)」や「学習力向上トレーニング」の中の「こそあど」などは、言葉の力を高めるのにとても役立ちます。絵を使ったゲームよりも難しいので先生にきちんとやり方を教えてもらって練習しましょう。
おなじもの(言葉) こそあど
動画で見る!「速読解力講座」を体験してみよう
※講座内容は教室により異なります
※トレーニング画面などは変更になる可能性があります
まとめ
小学校低学年が速読トレーニングを受ける時に大切にしたい3つのポイント
- 文字がスラスラ読めたらスタート!
- 「音読」と「速読」はバランスが大切!
- 低学年にはズバリ脳力トレーニングがオススメ!
- 速読解・思考力講座 小学生講座特設サイト 小学校の時期に学習の土台をしっかりと築き、将来の可能性を広げましょう。
- 速読解講座サイト 一人ひとりの読書スピードに合わせた速読トレーニングを基本に、文章理解に必要な基礎的読解力の習得を目指します。
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