1年に約72,000冊の本が発売!あなたは何冊読んでる?!
公開日:2019.07.26
最終更新日:2024.09.04
この記事は1595文字です。
約1分で読めたら読書速度1200文字/分。
小説は多そうだけど、他はどうだろう…
今回は総務省統計局の出版点数から、実際に発売される本の数とわたしたちが一生で読む本の数について考えます。
2019年の出版点数はどれくらい?
総務省統計局によると、令和元年(2019年)の総出版数は71,903冊でした。
1ヶ月にすると約5,992冊、1日にすると約196冊も発売されているということになります。
ちょっと、多すぎて想像できない数ですよね。
本には、私たちがよく手にする小説などの「文学」や、社会の知識について書かれた「社会科学」の他に、「歴史」や「科学」等の専門書、「言語」、「児童書」や「参考書」など様々な部門があります。
馴染みのない部門も多くあるのではないでしょうか?
ここ数年の新刊の数を見ると
- 2016年(平成28年) 75,039冊
- 2017年(平成29年) 73,057冊 昨年比1,982冊減
- 2018年(平成30年) 71,661冊 昨年比1,396冊減
年々増えていた新刊数も減ってきていることがわかります。
スマホ端末や、動画サイトなどメディアが多様化したことが要因のひとつとして考えられます。
一生で読める本の数は?
「第64回学校読書調査」では中学生の平均読書冊数は1ヶ月4冊、高校生は1.3冊となっています。
では人は、一生の内に何冊の本を読めるでしょうか。
10歳から80歳までに一日一冊読んだとして、 365日×70年=25,550冊
でも実際に読めるのはきっと週1冊くらいですよね。
そうなると… 1年52週×70年=3,640冊
1年間に72,000冊も出版されているのに、1日1冊読んだとしてもその冊数には到底及びません。
そう考えると、あなたが手にする1冊1冊は選ばれた本ということになります。
自分の好みの本はもちろん、友人や家族、先生にもおすすめの本を聞いて、たくさんの本の中から出会う1冊を楽しんで読んでください。
- 【関連記事】50%の高校生が本を読まない3つの理由 第65回学校読書調査(2019年)から、読書量が減ってしまった理由を考えます。
- 速読図書館 ジャンル別に本を紹介しています。好きな本診断で、新しいジャンルの本も探してみましょう。
速読で読むスピードが3倍になれば、3倍の本を読むことができる
読める本には限りがあります。
少しでもたくさんの本を読みたいと思ったら、読み方を変えてみるのはどうでしょうか。
小説やエッセイなど、ゆっくりと読みたい本もありますが、勉強で仕事で必要な知識や情報は、速く正確に"速読"したいものですね。
読むスピードが2倍、3倍になるだけでも年間や一生にすれば多くの知識を本から得られるということになります。
速読は、特別な能力ではありません。読み方をトレーニングをすれば誰でもできるようになります。
多くの魅力的な本に触れるためにも、ぜひ速読に挑戦してください。