英語の勉強の仕方がわからない…そんな悩みをキムタツ先生が解決します!
公開日:2024.02.14
最終更新日:2024.02.13
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約3分で読めたら読書速度1200文字/分。
英語を勉強していてさまざまな悩みにぶつかるときがありますよね。
単語の覚え方、リスニングが苦手、長文速く読めるようになりたい…。
英語の勉強方法に悩む中学生や高校生の皆さんに向けて、有名英語講師の木村達哉(キムタツ)先生が解決方法を伝授します!
目次
悩み①長期休みに例文を使って単語を覚えてもいい?
ひとまず定期試験までは単語を先に覚えて、例文やフレーズを使って単語を覚える方法は長期休みに行うというのは、単語の覚え方として正しいのでしょうか?
短期的に覚える方法としては良いが、続けるのはNG
しかし、それを繰り返して行うことはNGです。
キムタツ先生
試験では、単語の意味だけを問う形で出題されるということは可能性として低く、大体の場合は文章になって出題されます。
普段から単語を例文で覚えていると、単語の前後のフレーズが変わった問題が出題されたとしても、一連のフレーズを覚えているので文章として理解することができます。
単語だけ覚えているとそういうわけにはいかないので、単語は例文とセットで覚えることが基本です。
音声と文はセットで覚える
リーディングやリスニングを通して知らない単語を覚えていくのが基本の覚え方なので、単語には音声と文がついているのが基本です。
音声がない、文がない覚え方をすると忘れてしまいます。
文を見ながら、声を出しながら単語を覚えると忘れにくいので、その方法で単語をしっかりと覚えていきましょう。
悩み②リスニングが苦手です
リスニングが得意な人は少ない!悩むのをやめよう
キムタツ先生
ただ、大学受験の時に「リスニングが苦手です」とならないようにする方法をお伝えします。
リスニングができるようになる3STEP
①単語・熟語
リスニングだけでなく、リーディングや英作文もあまり得意ではないという人もいるでしょう。その原因は、語彙が乏しいからです。
まだ中学生は語彙を増やしている過程ですし、高校に入ってからもたくさんの単語や熟語を習得することができるので、これから語彙を増やしていきましょう。
②リーディング
リスニングは巻き戻しや返り読みはせず、前から順番に流れていきますよね。
リーディングは速く、正確に、そして訳さずに読んでいくことが大切です。リスニングも、聞きながらひとつずつ訳したりせずに、入ってくる英語を記号のように理解していく方法がベストです。
まず中学生の段階では、リスニングより先に、リーディングで英語を英語のまま理解できるようになることを優先しましょう。
③音(真似る)
普段から例文の音声を真似して音読する訓練をしましょう。
例えばリスニングで音が流れてくるときに、日本語読みで単語を読むような音は流れてきませんよね。例文の音読をしておくと、きちんと単語が聞き取れるようになります。
さらに、「悩み①」でもあったように前後のフレーズが変わったとしても文章を理解することができるようになるので一石二鳥です。
中学生ではこの3つが大切にしたいポイントですが、中学2年生では、
①単語・熟語を覚える
②リーディングをする
の2点が特に大切です。
リスニングができるようになると、英語もう少し勉強しようとか、イギリス英語や英語圏以外の英語を聞き取れるようになりたいというような貪欲な気持ちにもなります。
もし機会があれば、いろいろな英語の音を真似る練習をすると良いでしょう。
悩み③長文読解に時間がかかるので、得意になりたい
長文ってどんなイメージ?
そもそも長文って何語くらいをイメージしていますか?
高校生だと100~150くらいの単語からなる塊をパラグラフ(段落)として目にすることが多いです。高校入試で出題される長文は300~450語くらい、それ以上の600語くらいになると大学入試レベルの長さです。
長文が読めない理由を探してみる
キムタツ先生
もし自分に当てはまるものがあれば、克服方法の参考にしてみてください。
単語・熟語
英語の長文を日本語に訳しても読めるし理解できるけど、読んでいる途中で止まってしまう…そういう場合は、知らない単語・熟語があまりにも多いことが原因です。
読んでいるときに、ひとつの段落の中に3つ4つ知らない単語があったとしたら、次に読み進めていくことは困難です。
長文を読みながら単語・熟語を増やす意識を持つために、知らない単語が出てきたらチェックしてノートに書いて声に出して覚えていきましょう。
日本語の語彙力があって長文を読むことができるのであれば、そこに英語の語彙力を増やすのみです。そうすることで、日本語と同じように英語の長文を読むことができます。
段落
例えば、1段落目に主張、2段落目に理由、3段落目では具体例が述べられているとします。
段落ごとに書かれている内容を把握するような読み方ができる人は、読むべき段落(問題を答えるのに必要な段落)を見つけることができるので、時間を有効活用できます。
反対に、読むのが下手な人は段落ではなく一定の速さで文を読んでしまいますので、内容を理解するまで時間がかかり、非効率な読み方になってしまいます。
段落を読む意識を持つと、文が長くなったとしても途中で何が書いてあるのかわからないという状況に陥ることはありませんので、段落を気にしながら読んでみてください。
挙げた3つの中で特に大切なのは、「①日本語も読めない」を克服することです。
日本語の本、新聞、雑誌などを読むと良いでしょう。
キムタツ先生への質問!回答公開中
英語を勉強していると苦手な分野が出てくるのは当たり前ですよね。でも、必ず原因があって、それを克服するための方法もあります。
また、リスニングや長文読解などの分野だけなく、計画の立て方やモチベーションの上げ方も勉強を続ける上では大切なポイントです。
キムタツ流の勉強ポイントを公開していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
日本語も読めない
例えば日本語で書かれた文章を読むときに、ある程度まで読めても途中から理解できないとなった場合、その人はおそらく日本語で書かれた文章を読むことも厳しい人です。
入試の文章は抽象度が高くて、受験生にとっては面白くない内容がほとんどです。抽象度が高い文章になると読むのが難しくなって読めなくなるという人は、日本語力が高くないことが多いです。
英語の長文が苦手な理由のひとつとして、その長文を日本語に訳したとしても読めないということが挙げられます。つまり、英語ではなく日本語での理解力も乏しいということです。
英語の長文内容を日本語に訳しても理解できるという人は、英語の長文の上達は早いですので、単語・熟語の習得度合いに問題があります。