現在は医師として勤務!速読で身につけた力はどれくらい役立つの?速読解力講座卒業生へインタビュー
公開日:2023.12.01
最終更新日:2024.04.01
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トレーニング終了しても、まだ力は継続しているの?
身につけた力はどんなときに活用できているの?
トレーニングを終了したT.A.さんの、その後の生活をお聞きしてみました!
本日はよろしくお願いします。
高橋
T.Aさん
※情報はインタビュー時のもの
現在の職業について
今はどんなことをしていますか?
卒業後は医師になり、現在初期研修中なので様々な診療科を1~2ヶ月毎にローテートしています。
患者さんの診察をしたり、治療入院中の患者さんの様子を伺ったりしています。
今は外科を回っています。手術日は助手として手術に入っています。また、週に1回ほど夜の救急当直でも働いています。
なぜ医師になろうと思ったのですか?
小学校の3年生の時に交通事故に遭い、その時に先生方に助けてもらったことが医師になろうと思ったきっかけです。
自分も誰か、例えば自分の身近な人を助けられるのがいいなぁと思っていました。
医師になるまでで一番苦労したときはいつ?
受験勉強の時もそうでしたが、卒業してから一番しんどかったのはやはり高校から大学に上がる時です。
予備校生になってずっと勉強している人には知識量でかなわないとこもあり、焦りが出て精神的にも苦しかった時でした。
試験によっては思うように点数を取れず、とても辛かったことを覚えています。
しかし後期試験では、ある大学で一次試験で2000人中36人以内の合格者枠に入っていたので、それが安心材料にもなり何とか最後まで頑張れました。
速読の受講や成果について
速読トレーニングはいつ始めましたか?
小学4年生のときに始めました。きっかけは友だちが受講していて、楽しそうだったからです。
受験近くの高校2年生の夏までずっと続けていました。
今、リニューアルした速読トレーニングをやってみたら…
速解力チェック(発展問題)※では、社会人・受講者内で1位でした!
長年受講していたのでまだ力は継続できているようです。
※短文の文章問題…理解度を落とさずに素早く読み、選択肢から正解を探す問題
受講が終了した後も、能力は持続していると感じますか?
はい。特に大学受験時のセンター試験で感じました。
模試 (センター国語)で198/200点を取れたこともあります。
速読で得られた能力を応用してセンター英語も比較的速く読むことができ、本番では9割近く取れました。
今でも特に身についていると感じるのは、どんな力ですか?
記憶力です。
他にも、読書速度(本や雑誌などを読む速さ)や読解速度(試験などで速く正確に読み解く速度)、情報処理力は今でも身についていて、日常に活用できていると感じています。
現在は医師の初期研修中なので1~2ヶ月の間に日常業務に加えて本を読んで学ぶ必要もあるのですが、 速く読んで覚えられるのでよりたくさんのことを学べているように感じます。
速読力が役立っていると感じる場面
普段の生活で、速読のトレーニングをしていたことで得をしていると感じたことは?
記憶力が良く、すぐ覚えることができると感じます。
一度、自転車の駐輪場で停めた本人(友人) は番号を覚えていなかったのにも関わらず私は覚えていたことがあります。
就職活動では役立ちましたか?
就職活動の試験で問題を速く読むことができたので、考える時間がたくさんとれました。
面接のときに、提出書類に速解力検定(現・速読解力検定[速解力])のことを記載したので速読のことが話題になり、数年間受講していたことや集中力が養われた話ができたことが良かったです。
現在の仕事で役立っていると感じるのはどんな時ですか?
カルテを読む時に役立っていると感じます。
特に救急の場ではできるだけ早く対応することが求められます。
患者さんについてよりたくさんの情報を短い時間で収集できていると感じます。
これから速読を受講しようと思っている人へ
速読受講をスタートさせる理想的な時期はいつでしたか?
思い立ったが吉日という言葉があるように、なるべく早く始めることをおすすめします。
なぜなら短期的にすぐ結果が出るつけ焼き刃のようなものではなく、長期間で確実に力がついていくものだからです。
速読トレーニングをまだしたことがない人へ、速読のよさを伝えるとしたら?
速く読むだけでなく、他の能力も鍛えられるのでおすすめです。
実体験としては、小学生の時、受講2年目のタイミングで速読のスコアが急に上がったタイミングがありました。
ちょうどその時、勉強習慣を変えていないにも関わらずテストの成績も4科目(国語・算数・理科・社会)とも急に上がったため、速読のおかげかなと感じています。
今、速読トレーニングをがんばっている人へ、一言お願いします!
ゲーム感覚のものもあり、速読の力は勉強はもちろん日常生活にも役立ちます。
楽しく出来るものですが思うようにスコアが出ず苦しいこともあると思います。
しかしやればやるほどその努力の成果はいつか身になると思うので頑張って下さい!
小学4年生から高校2年生の夏まで約6年速読トレーニングを続けたことで、速読力がしっかり身についているようですね。
高橋
インタビュアー
高橋 智恵
一般社団法人 日本速読解力協会 専務理事
速読歴約20年。塾講師と導入塾教室の速読指導やサポートの傍ら速読システムの開発・改修、検定運営等に携わる。
現在は開発や運営指導の教務監修に従事。